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約12,3年程前 山梨ナンバーのランクルが弊社の工場に止まった。降りられたのは、ケイテック代表 林社長 当時はバリバリの現役のトーナメンター 「自分はお世話になったティムコ時代、 社長から、いい仕入れ先 これだけあれば大体の商売は上手くいく !この教えが今の私、そして会社を作ったし、それを実行する為に御社にお邪魔したのですと・・・」 トーナメントで使用できるケイテック社ジグヘッドの開発依頼でした。 言葉語弊、失礼があるかもしれませんが、当時のトーナメンターの印象と言えば、 「嘘も戦術のうち」「裏切り」と「競争」で勝ち残る世界。 それがルール内、試合なら分かるのですが、実社会でもそれが「正義」や勝利の法則と、勘違いしている方々も多く、お客様やスポンサーで成り立っているスポーツであることを忘れて、当時の業界はある意味「物事やモノの本質が見えていない時代」でもあったと思います。 多分に漏れず、社内外も、今では考えれない事が色々あり、会社も私も、多分業界全体が、失礼ながらそういった組織や人に疲弊していた時期でした・・・ 実際噂で聞いていても、会って話さねば分かりません。「こんな方もいるんだな~。真面目し、悪口や人をけなさないなんて珍しい方なぁ~」 それからのお付き合いで、私にとって林さんは、釣り師というより、同業の経営者、技術者という存在でした。 プロアングラーがブランドを作る。 今や往々してある話ですし、彼らの世代が先駆者でした。 しかし、私の記憶の中だけですが、国内自社工場を建設し、機械や機材に投資しを続けて、MADE IN JAPANのモノ作りに専念し、法人化して、社会貢献までしたトーナメントプロアングラーは彼だけのように思えます。 その後は、年に数回の電話ですが 「カツイチさんの~ 管理はどうされています? 実は私は ~ で悩んでいて・・・こんなの聞いちゃダメだなですねワタシ(^^;;」 逆に私も、 「ここが上手くいかないんですが、 林さんところは~ 」 おまけに年下の私、仕入れ先であり、若輩ものの私にもいつも敬語で、時には、お互いバタバタ騒動もあり、私にも経営者としての悩み、苦労、失敗も包み隠さず、打ち明けて頂ける方で、 「ウチも同じ、お互い悩みは一緒ですね(笑)」 と安堵した事も数多くあったのを記憶しております。 私や社風を理解していただいていたのか、弊社のテスターでは無かったですが弊社製品のドが付くぐらいの愛好家でありヘビーユーザーでした。 現に彼のブログでも、好意で私どものフックを数多く紹介していただいていました。 良い技術者であり、パイオニアであり、プロアングラー、そして経営者でもあり、業界では真面目すぎる方を同時に無くしました。 実は、彼のメッセージを再度読み直しました。 「モノ作りも釣りの一部である」 何足ものわらじを履き、常に真面目過ぎるぐらい仕事に取組まれていたから生まれた葛藤の言葉。 信じたくは無い事実ですが受け入れなくてはならない事実です。先ほどお見送りしました。 ケイテック社のある富士山は晴天でしたが何故か曇っていました。 やはり彼は立派な経営者でした。商品以外にも優れた技術者を育てておられました。モノ作りの魂は受け継がれます 色々、育てて頂き、ありがとうございます。天国でも釣りを楽しんで下さい。 謹んでお悔やみ申しあげますとともに、 心から ご冥福をお祈りいたします
by katsuichi-blog
| 2016-03-02 15:33
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